司祭召命について
司祭の召命
司祭は、司教の賢明な協力者、助け手として、福音をのべ伝え、信者を牧し、神の礼拝を挙行するために、叙階の秘跡によって聖別されます。特に、感謝の祭儀(ミサ)を司式することによってその務めを果たし、また、他の秘跡を通して、罪を悔やむ信者や病気の信者のためにゆるしと慰めを宣言します。
教会が本来の使命を果たしていくためには、生涯を通して神の民に仕える司祭の存在が不可欠であり、すべての信者は神の恵みである司祭の召命のために祈り、その促進に努めるよう招かれています。
司祭になるためには
司祭にはその働きや所属に応じて修道会司祭、宣教会司祭、教区司祭等の区別がありますが、いずれにしても志願者は教会が定めた養成を受ける必要があります。日本では、教区司祭を目指し、神学生と認められた者は「日本カトリック神学院」で最低でも6年間の養成を受けなければなりません。また、各教区においては、神学生養成担当者(横浜教区の場合は「教区神学生養成担当委員会」)の指導を受けながら、司祭叙階までの日々を過ごすことになります。
志願者の資格
横浜教区の司祭になることを希望する青年は、教区神学生となるために、次の資格を有する必要があります。
1)生涯、司祭として自分をささげる決意を持っていること。
また、司祭への志願が本人の自由な意思に基づいていること。
2)受洗してカトリック信者としての生活を3年以上過ごし、堅信を受けている22歳以上の独身の男子(原則として40歳まで)であること。
3)最終学歴が高校卒業以上であること。
4)日本語を母語としない志願者は、日本カトリック神学院が実施する日本語検定を受け必要な日本語能力があると認められる必要があります。ただし、日本の高校を卒業しているか、またはそれと同程度の日本語力を有する者には必要とされません。
横浜教区における神学校入学までの流れ
1)所属小教区の主任司祭(または指導司祭)への相談
※長い時間をかけて指導を受けることが望ましい
※教区に志願する際には、主任司祭(または指導司祭)の推薦が必要
2)教区神学生養成担当委員会主催の「社会人・大学生のための召命のつどい」に参加(毎年春・秋に開催)
3)志願理由を書面にして教区長に提出(4月末頃)
4)「日本カトリック神学院入学要綱」を教区事務局に申し込み、必要書類を手配する(4月末頃)
5)教区神学生養成担当委員会による面接(5月頃)
6) 教区長による面接(6月頃)
7)日本カトリック神学院に願書を提出(6月末頃)
8) 日本カトリック神学院入学審査(9月末頃)
9)日本カトリック神学院入学(翌年4月)
お問い合わせ
・教区本部事務局
〒231-8652 横浜市中区山手町44番地
電話 045-662-5585
FAX 045-641-6522
・教区神学生養成担当委員会
担当 鈴木勁介、熊木建郎、バリー・ケンズ、鈴木真
・日本カトリック神学院
http://www.seminary.catholic.jp/
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