150周年記念メッセージ
パリ外国宣教会総長 祝辞
パリ外国宣教会総長
ジョルジュ・コロン
親愛なる司教様、教会の皆様、勇敢な先輩ジラール神父が創立した横浜天主堂の献堂150年の記念に、司教様の好意をもって招待にあずからせていただいたことは、私にとって名誉なことであり、深い喜びとなっております。このお祝いの時に、この教会共同体の輝かし歴史、司牧者は大胆で勇気をもって奉仕にあたったことを、皆様が心にとめて下さいますように願っております。
教区の司教様と司祭様、信徒の皆様のお祈りに合わせながら、私たちをつなげているさまざまな絆のために、神様に感謝したいと思います。この2012年には、第2バチカン公会議50周年、信仰年、新福音宣教のシノドス、さまざまな祝いや宣教のためのプロジェクトが企画されています。横浜天主堂献堂150周年は、この流れの一環をなして、豊かな実をもたらすものと確信しております。
最後に、私たちに教会共同体の役割を思い起こさせる、先般のシノドスの提案を引用させていただくことをお許し下さい。「教会共同体は、いきいきとした細胞、キリストとの出会いの場であり、典礼の宝にアクセスさせてくれる場、兄弟・姉妹の交わりの場、また、貧しい人々のために開かれた分かち合いの場である」。その場であることを願います。
親愛なる司教様、親愛なる横浜教区の姉妹・兄弟、この提案は、横浜教区のこれからの指針となりますように願いながら、私の祈りと敬意の気持ちをお受け下さい。
パリ、2012年11月19日
パリ外国宣教会総長 ジョルジュ・コロン